政治・経済

10万円給付の支給作業大詰め 東筑・北安、生坂村は全世帯完了

特別定額給付金の事務の進行状況を示すホワイトボード(山形村役場)
 新型コロナウイルス対策で全国民に10万円ずつが配られる「特別定額給付金」が、生坂村で全世帯に支給される見通しになった。市民タイムスが7月31日現在で調べた結果、東筑摩郡の5村と北安曇郡南部の2町村の全てで、手続きを終えた比率が、対象世帯に対しても給付総額に対しても98%を超えた。
 生坂村は8月に入って全世帯の申請を受け付け終え、14日に最後の支給が行われる。村は再通知をしたり、電話をかけたりして申請がない世帯に対応を促し、場合によっては戸別訪問もした。  担当の総務課と生活実態を把握している村健康福祉課が連携して、高齢者世帯などに忘れずに申請するよう呼び掛けた。総務課の眞島弘光さんは「事業の趣旨を考えても、漏れなく給付できるようになってよかった」と話す。  山形村は村役場の事務スペースに、その都度の支給決定件数や金額などを随時書き込むホワイトボードを置いた。担当の企画振興課を中心に全職員で情報を共有するだけでなく「給付事務へのモチベーションを高めよう」と考えた。複数回にわたる郵送での申請勧奨、時期によって内容を変えるなど工夫を凝らす村広報紙での周知を重ねている。  麻績村では支給後に「私はいらない」と村役場に10万円を持参した村民がいた。担当者は「地元で使えば地域の経済支援にもなる」と説得したが、結局は受け入れたという。朝日村では申請書に「不要」とした村民がいて、村の担当者があらためて意思確認をしたケースがあった。松川村の担当者は「未申請者の受給意思の有無の確認を急ぎたい」と話す。  ほかの町村でも、繰り返し申請を呼び掛けている。申請受け付けは麻績村で7月31日、生坂村で6日に締め切られ、他の町村でも9月上旬にかけて終了する。山形村の担当者は「制度を知らない、申請方法が分からないといった理由で給付金を受け取れないケースはゼロにしたい」と話している。

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