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お盆の帰省・行楽迷う判断 全国的に感染再び拡大

 全国的に新型コロナウイルスの感染者が再び増える中、お盆の帰省や過ごし方に迷う人は多い。感染した場合に重症化しやすい高齢者への配慮から、すでに帰省を諦めた人がいる。松本地方で過ごす人も、なるべく家で過ごしたり、屋内での大人数の会食を避けたりして、感染を予防しようと考えている。

 安曇野市穂高出身で東京都在住のライター・高橋克典さん(67)は毎年、お盆や正月は必ず実家に帰っていた。だが都内は連日多くの感染者が確認されており「帰るのをやめた。友人などからも『今はやめておけ』と言われた。仕方がない」としょんぼりした声で語る。
 信州大学2年の女子学生(20)は「今年は授業はリモートで、サークル活動もできていない」と物足りない生活を送る。北陸にある実家への帰省も迷っていたが、親が車で迎えに来てくれることになったという。
 松本駅にいた松本市寿台2の女性(73)は、千葉県にいる長女と新潟県に住む長男から「今年は(松本へ)行かない方がいい」「諦めた」と連絡が入った。「孫と一緒にジャガイモを掘ろうと思っていたのでがっかり」とこぼす。次男は松本市内にいるが、墓参りだけ現地に集合してすることになったといい、声に張りがなかった。
 北佐久郡軽井沢町の会社で働く安曇野市豊科の吉井勝行さん(57)はお盆も仕事だ。勤務地は別荘地として知られ、大都市から来る人も多い。妻と義母のいる自宅にウイルスを持ち込まないように「まず自分が感染しないように毎日かなり気を付けている」と語る。
 塩尻市中西条の造園業・後藤高秀さん(70)はあまりお盆は出歩かず、外食も控えるつもりで「家の敷地内で焼き肉をしたり、野菜の苗を植える準備をしたりして過ごそうと思う」と話していた。