政治・経済

豊科のスイス村 営業再開へ

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で休業している安曇野市豊科南穂高の「安曇野スイス村」のドライブイン施設について、運営するJAあづみグループの千國茂組合長は6日、市民タイムスの取材に、営業再開を短期的に目指す方針を明らかにした。団体ツアーの受け入れは見送り、売店やフードコートを年内にも開ける。これと並行し、社会情勢を見据えた施設の将来像についてさまざまな選択肢を視野に検討するとしている。

 ドライブイン施設は2階建て延べ3290平方㍍で、1階に農産物や土産品を扱う売店やフードコート、2階に団体用の食堂スペースがある。同JAの孫会社「インターノースあづみ野」が運営しているが、新型コロナによる客足減少で4月初めから休業している。
 同JAは、同社をグループ会社に吸収合併させる方針を7月末の理事会で決定。今後について千國組合長は「安曇野の一つのランドマークでもあるので、コロナ禍とはいえいつまでも閉めておくわけにはいかない。再開に向け体制づくりとタイミングを見計らっている」と話した。ただ全面再開ではなく、修学旅行などの団体客への食事提供はしない。
 ドライブインは平成元(1989)年に開業し31年がたつ。多い年は約90万人が来訪し、約1万8000台の団体バス利用があったが、観光スタイルの変化などで近年は来客数が約30万人に減り、バス台数もピーク時の3分の1に減少している。
 千國組合長は、施設の将来像を見極める必要性を従来から認識していたが、コロナ禍で早期の意思決定を迫られているとし「建て替えや業態変更、事業譲渡などあらゆる可能性がある」と述べた。コロナの終息見通しや松糸道路の整備に伴う交通事情の変化などを見据えて、方向付けしていく考えを示した。

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