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塩尻・シェフ不在のインド料理店支援 有志が手作り品販売へ

リスタの店内に手作り品や輸入雑貨を並べる関係者
 リスタ(絆)でリスタ(インド料理店)を守ろう─。塩尻市大門7区のインド料理店リスタが20日から期間限定で、松本・諏訪地方の手工芸作家のショップに模様替えする。今春母国に一時帰国し、新型コロナウイルスによる出入国制限で日本に戻れずにいる同店インド人シェフの留守を守ろうと有志が集まった。料理店の再開を待ち望みながら、手作り品の売り上げから家賃の足しを捻出するなどして店を維持する考えだ。
 松本・諏訪地方を拠点に活動する作家12人が集まった。布小物、アクセサリー、アロマ石けんや筆ペンアートなど多彩な顔ぶれで、インドやバリ島の輸入雑貨と共に作品を販売する。スコーン、マフィン、ラズベリーロールなどのケーキ類(一部予約制)や冷凍したインド料理のテークアウトもあり、8月中は買い物した客に紅茶をプレゼントする。  リスタ代表の白鳥恵美さん(41)によるとシェフのセック・アブドゥルさん(42)は所用で3月に一時帰国し、日本に戻れなくなった。この間店は休業しているが家賃や光熱費など諸経費に月数十万円がかかり、国や自治体の補助金を充てても店舗の維持は10月が限度という。  この状況を知った知人らが仲間を募り「難局を乗り切ろう」とショップを企画した。作家にとってもコロナ禍で出展機会が減る中、リスタに作品を並べることが「皆で前を向く機会になればうれしい。ささやかだがお店に協力できれば」と布作家の窪田千菊さん=諏訪市=は話す。  リスタはヒンディー語で絆を意味するという。白鳥さんは「皆の絆に感謝したい。リスタを忘れないようぜひ足を運んで」と話している。ショップは平日午前11時(水曜日は11時半)~午後3時。問い合わせはリスタ(電話番号0263・50・6615)へ。

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