政治・経済

松本市内の渋滞把握へ調査 交通政策に反映 ウェブ上で9月末まで

 松本市は4日、市内の交通渋滞箇所を把握してまちづくりの交通政策に反映させるため、ウェブ上で渋滞に関するアンケート調査を始めた。車で通行する市民らが「渋滞している」と感じる交差点を尋ねる内容で、これら市民の「肌感覚」は、市が進めるカーナビのビッグデータを活用する渋滞調査の補完材料となる。9月末まで調査する予定で大勢の協力を求めている。

 調査は、市ホームページから回答できる。通勤・通学での来訪者も含め、だれでも参加可能だ。質問は▽回答者本人が渋滞を感じる交差点▽渋滞の進行方向▽曜日▽時間帯▽天候▽考えられる要因―の項目があり、交差点名以外は選択式で答えられる。回答1回につき3カ所まで記入でき、1人で何回アンケートに答えても構わない。
 渋滞の一斉調査の実施や中心市街地の交通再設計は臥雲義尚市長の公約に掲げられており、6月に関連事業に着手した。道路網見直しのため中心市街地での渋滞調査は昨年度に実施済みだが、市全域への拡大調査で、臥雲市長は「より正確に全体像を把握し多角的に取り組む必要がある」とした。
 市公共交通・渋滞対策課は、11月中に渋滞箇所の抽出を終え、12月に要因分析、3月末までに対策を考え、改善が必要と判断した交差点はできる箇所から対策を講じる方針だ。渋滞解消には右折レーン設置など施設整備強化に加え、公共交通の利用促進による交通総量の抑制・分散など複合的な政策が不可欠だという。羽田野雅司課長は「今後に生かすため、多くの情報を寄せてほしい」と呼び掛けている。

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