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「小さな親切」運動松本支部 4個人4団体に実行章

 中信地区で社会貢献活動を推進する「小さな親切」運動松本支部(支部長・新保力市民タイムス会長)は4日、松本市島立の市民タイムス本社で本年度の総会を開いた。新型コロナウイルス感染拡大防止のため今年は実行章の贈呈式は行わず、各種奉仕活動に取り組む4個人4団体の受章が報告された。

 あいさつ運動推進や環境美化活動、福祉団体への車椅子寄贈などを例年並みに盛り込んだ事業計画などを承認した。新保支部長は、今年は全国的に運動を縮小せざるをえない状況に触れ「こういう時こそ周りの人を思いやり、感謝の気持ちを持つことが重要。そこに運動の意義がある」と述べた。
 実行章の受章者は次の皆さん。
▽櫻井辰郎さん(92)松本市女鳥羽3=アコーディオン演奏歴75年で、地元の城東地区福祉ひろばの「ふれあい健康教室」で毎月演奏している。レパートリーは2000曲以上で、施設等で曲を披露する活動を始めて約半世紀になる。重さ約15㌔の楽器を弾き続けられるように、毎朝約2時間歩くのが日課だ。
▽榑沼喜代一さん(88)松本市梓川梓、下村みどりさん(89)安曇野市豊科=2人は小学校の同級生。16年前にハーモニカ教室の交流会で偶然再会し、それまでもボランティア演奏に取り組んでいた榑沼さんの誘いで一緒に慰問活動を始めた。松本市や安曇野市の老人福祉施設を毎月訪れており、16年目となった今も楽しいステージを届けようと日々の練習を欠かさない。息の合ったハーモニカのメロディーが聴く人を喜ばせている。
▽石川文雄さん(71)南木曽町読書=日帰り登山で人気の南木曽岳(1679㍍)をはじめ、木曽の山々を中心に40年近く、清掃・整備のボランティア活動を続けている。登山道のごみ拾いや倒れた木の片付け、ササ刈り、はしごの手直しなど、山で会った人や町役場職員などと協力しながら取り組んでいる。
▽アスピア(松本市宮渕1、百瀬方洋社長)=本社のある松本市宮渕で約15年前から、地域への感謝を込めて週1回の清掃活動を続けている。昨年は「未来の街・建物」をテーマに県内の幼児・小学生から絵を募るコンクールを初開催した。子供の創造性や夢を応援する企画で、入賞作品を工事現場に飾っている。
▽フリマネット信州(立石恵子代表)=フリーマーケットを通した社会貢献活動を行い、発展途上国に楽器を贈る教育支援事業は平成22(2010)年から取り組んでいる。フリマ会場などで不要な楽器を募り、ハーモニカやリコーダーなど1000台以上をカンボジアなどに贈った。楽器は現地の子供が授業で使っている。
▽安曇野市老人クラブ連合会穂高支部(澤栁伸会長)=女性部を中心に新しいタオルで雑巾を手縫いし、公共施設等に贈るボランティア活動を15年以上続けている。毎年1100枚以上を用意し、穂高地域の小中学校や公民館などに届けている。昨年は地元に加えて、台風19号で被災した長野市の小中学校3校にも贈った。
▽塩尻市立広陵中学校生徒会(高村晃聖会長)=平成16年より、生徒が登校時に通学路のごみを拾う「ごみ拾い登校」に取り組んでいる。日頃お世話になっている地域への貢献を目的にボランティア委員会が主体となって週1回行い、計量している。長年の活動の成果か、近年はごみ量が減っているという。

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