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御嶽山の王滝頂上に歓声 全面規制解除は噴火後初

山小屋の解体工事が進む王滝頂上に向かう登山客

 王滝村は1日、御嶽山王滝口登山道・田の原遥拝所~王滝頂上(2936㍍)間の立ち入り規制を解除した。このうち9合目避難小屋~王滝頂上間の約300㍍の解除は、平成26(2014)年9月の噴火災害以降で初めてとなる。登山者は、眼前に迫る山肌と、常に下方の景色を見渡すことのできる王滝口ならではの眺望を楽しみながら、6年ぶりに頂上を目指した。

 午前8時に解除する予定だったが、遥拝所近くの規制ロープの前で約70人が解除を待ちわびたため、"密"を避けるために7時55分に早めた。頂上付近では、雲が晴れて剣ケ峰(木曽町)が見えると、登山者から歓声が上がる場面も。手を合わせたり、涙ぐんだりする姿もあった。
 この日はヘルメットを着用しない登山者も目についた。6年ぶりに頂上に登り、登山者を見守っていた御嶽山火山マイスターの竹脇聡さん(59)は「麓での事前の啓発活動に力を入れなければならない」と話していた。
 御嶽山では、平成30年9月に木曽町側から山頂・剣ケ峰まで登れるようになったが、王滝村側は9合目の避難小屋までの通行に限られていた。王滝頂上から尾根上の登山道などの規制は継続する。
 王滝頂上への立ち入り規制は10月13日まで解除される。9合目避難小屋から王滝頂上間の入山は午前7時から午後2時まで。規制解除は大雨の影響で、村が当初予定した7月11日から延期になっていた。

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