政治・経済

「コロナ第2波」知事が認識示す 県がクラスター対策チーム設置へ

7月中旬以降の感染状況を示し、「第2波」の認識を示す阿部知事

 新型コロナウイルス感染症の予防や拡大防止に向けた対策を検討する、県の対策本部会議が31日、県庁で開かれ、阿部守一知事は県内が「第2波を迎えている」との認識を示した。県は8月を「感染拡大防止と社会経済活動の両立のための極めて重要な局面」と位置付け、感染者集団の発生時に迅速に対応するクラスター対策チームや、飲食店などにガイドラインの徹底を求める周知・推進チームを設けて、感染防止の体制を強化する。

 阿部知事は対策本部会議で、前日の専門家懇談会で「今の状況は第2波と捉えて差し支えないと(専門家から)言われた」と述べ、第2波を迎えたことを念頭に対策を指示する考えを示した。会議後の会見では「第2波を迎えているという認識で、全力で感染症対策に取り組んでいきたい」と強調した。
 クラスター対策チームは医師、獣医師、保健師らで3チーム(計12人)を構成し、クラスターの発生または恐れのある場合に現地に派遣する。英語の頭文字を取って「CCT―NAGANO(クラスター・コントロール・チーム・長野)」と呼ぶ。ガイドライン周知・推進チームは、事業者に感染防止策を周知し、適切に講じられていない場合は事例を公表して徹底を促す。両チームとも8月3日に設置する。
 対策本部会議ではまた、県のロードマップで示している通り、8月1日に「新たな日常での活動定着期」に移行するが、感染拡大を踏まえて▽重症化リスクの高い人を守る取り組み▽事業者へのガイドライン順守の呼び掛け▽感染リスクの注意喚起―に取り組むことを決めた。イベントの人数制限については、現在の制限を8月末まで継続する。
 阿部知事は会議で「これ以上感染が拡大すると社会経済活動を抑制せざるを得ない状況になる。感染対策を徹底し、県民と一緒になって第2波を乗り切っていきたい」と訴えていた。

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