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松本・安曇野3人感染 警戒レベル県が引き上げへ

 県は28日、松本市の20代公務員の男性や、安曇野市の20代会社員男性と10代の男子中学生など県内で計6人が新型コロナウイルスに感染したことを確認したと発表した。1日当たりの新規感染者発表数としては5月25日の緊急事態宣言解除後で最も多く、県内の感染者は98人になった。県内では6月中の感染者は1人だったものの、この1週間で12人の感染が確認されており、阿部守一知事は県独自に定めた感染警戒レベルを全県で1から2に引き上げ、注意報を出す考えを示した。

 阿部知事は28日夕、県庁ロビーで記者団の取材に応じ「専門家懇談会の意見を踏まえた上で29日に対策本部会議を開き、レベルを引き上げる方向で検討する」と述べた。引き上げる理由として、直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数がレベル2の基準値0・4人を超え、0・6人に近くなったと説明した。阿部知事は「県民に何をお願いしていくかは本部会議で正式に確定したい」とし、現時点では休業要請や外出自粛までは求めないとした。
 県によると、感染が確認された松本市の男性は19日に東京から転居したばかりで、22日以降に頭痛や発熱などの症状が出た。濃厚接触者は家族3人で、症状は出ていない。長野地方裁判所は28日夜、この男性は長野簡易裁判所の事務官であると発表した。東京在住で研修を受けた後、県内に戻ったという。
 安曇野市の男性は、神奈川県に住む知人が訪問した後、23日に発症した。安曇野市の中学生は24日に感染が確認された男性の息子で、25日の検査では陰性だったが、28日の検査で陽性が判明した。自宅待機をしており、不特定多数の人と接触する行動歴は確認されていないという。
 28日はこのほか、小諸市の40代公務員の男性、上伊那郡南箕輪村の保育施設勤務の30代女性、上田市の80代男性の感染が確認された。小諸市は40代男性が市職員であることを公表した。

 県は28日、新型コロナウイルスの感染状況が落ち着いている長野県を含む26県からの観光誘客について、感染者が増加している岐阜と愛知を対象から除外すると発表した。誘客の対象とする地域は長野、群馬、新潟、富山、石川、福井、山梨、静岡、三重、東北地方6県、中国地方5県、四国地方4県の計24県となる。

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