教育・子育て

夏の授業は涼しい公民館で エアコン未整備の松本市の小中学校に地域が助け舟

エアコンの効いた部屋で授業を受ける児童たち(城北公民館)
 夏本番になり、松本市内では公民館や宿泊施設などがエアコンを完備した部屋を小中学校の授業場所として提供する動きが広がっている。27日は開智小学校の5年生112人が、近くの市城北公民館と市建設業会館で授業を受けた。市立小学校では3年生以上の普通教室にエアコンがなく、また今年は新型コロナウイルス感染拡大時の臨時休校の影響で7月末まで授業が行われることもあり、暑さの中で学習する児童たちを地域が支えている。)
 開智小児童たちの公民館などでの授業は、エアコン完備の部屋で授業を快適に受けてほしいと施設側が学校に投げ掛けて実現した。5年生は学校から300メートルほど離れた両施設まで歩いて移動し、四つのクラスごとに部屋を分かれて算数や総合的な学習の時間、テストなど5、6時間目の授業を受けた。授業が終わるとそのまま下校した。27日は猛暑ではなかったが、小澤遼太君は「最近は蒸し暑いのでエアコンはありがたい。勉強は普段よりもちょっとはかどった」と笑顔を見せていた。  夏休みが短くなり、7月下旬も登校日となった今年は、暑さ対策が課題となっている。30日までの4日間と夏休み明けの8月20日と21日にも、両施設で授業を行う予定で、湯本武司校長は「地域の学校なんだという思いで、大変ありがたい」と感謝していた。  部屋を提供した城北公民館の田中正館長は「学校の暑さ対策だけでなく、隣接する建設業会館と災害時などでの協力関係を強くしていく一環にもなった」と話し、市建設業協会の横内悦夫事務局長は「学校とは異なる環境で張り切って勉強してほしい」と願っていた。  市内ではこのほか、浅間温泉の宿泊施設・みやま荘と市本郷公民館が、本郷小の授業場所として部屋の一部を提供している。寿、芳川の両公民館が、筑摩野中生徒の自主学習の場として夏休み期間中に部屋の一部を開放するなどの動きもある。

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