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マイマイガの大発生警戒 松本市が駆除呼び掛け

 松本市の一部地域で今月に入り、ドクガ科の一種・マイマイガの成虫や卵塊がまとまって見つかっている。松本地域では平成25(2013)年から27年にかけて大発生し、街路樹や果樹などに幼虫による食害が出たり、建物の壁に張り付いた大量の卵塊が景観的に不快感を与えたりと影響が出た。市は今後の大発生を防ぐため、市民に対して成虫や卵塊の駆除に協力するよう呼び掛けを始めた。
 市によると、マイマイガは約10年周期で大発生すると言われている。市内では中心市街地や南浅間、美須々などで大量の成虫や卵塊が見つかっている。松本クリーンセンター(島内)でも職員駐車場付近で今月14日以降、壁にたくさんの卵塊が付着し、職員が4回除去した。いずれも成虫が夜間照明に誘引されたとみられている。  市は、ホームページやチラシで成虫や卵塊の駆除に協力を求めている。市が管理する施設は市が駆除しているが、民有地で発生した場合は所有者らの責任で処理するよう求めている。成虫や卵塊の鱗毛、幼虫の毛に触れると、皮膚が赤く腫れたり発疹が出たりすることがあるため、長袖シャツやマスク、ゴーグル、手袋の着用を勧めている。卵塊は硬すぎないへらで剥がすのが効果的だという。  市環境業務課は「今後の大量発生を防ぐため周辺に卵塊があるかどうかを確認していただき、危険のない範囲で除去していただければ」としている。  県病害虫防除所(須坂市)によると、マイマイガによる農業被害は県内で確認されていないが、先週から成虫や卵塊に関する問い合わせが全県から寄せられるようになった。防除所は「今年は例年よりも多く発生していて目立つようだ。卵塊はふ化する来年春までに落とせばいいので、見つけても慌てないように」としている。

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