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深志神社の天神祭り 伝統の舞台なく 感染予防で規模縮小

 松本の街に本格的な夏の到来を告げる深志神社(松本市深志3、遠藤久芳宮司)の例大祭「天神祭り」が24、25日に行われた。今年は新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため規模を縮小し、舞台(市重要有形民俗文化財)の曳行や展示は行わず、神事と車載した神輿の巡行にとどめた。

 拝殿で営まれた神事には氏子総代ら約50人が参列した。本来であれば、氏子町会が所有する16台の舞台が街中をにぎやかに練り、境内へ曳き入れられるはずだった。境内に立ち並ぶ露店も今年はなく、境内はひっそりとしていた。氏子らは、新型コロナが一日も早く終息することを祈りながら、神前に玉串をささげた。
 氏子総代会長の飯島和彦さん(78)=松本市深志3=は「伝統文化がこうした形で中止になってしまうのは残念でさみしいことだ。来年に向けてコロナへの対応を考えていかないといけない」と話していた。