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塩尻市立図書館 戦後75年に合わせ記録伝える80冊展示

戦後75年に企画されたテーマブックス「語り継がれる戦争の記憶」

 戦後75年の節目に合わせて、塩尻市立図書館がテーマブックス「語り継がれる戦争の記憶」を展示している。太平洋戦争の記録を写真や手記、小説、漫画、絵画などで伝える約80冊を本館1階の社会科学の書架に並べた。戦争体験者が減り続ける中、本を通じて歴史を学んでもらうための企画で、貸し出しにも対応している。8月23日まで。

 東京大空襲や原爆投下の記録写真集、学徒勤労動員のドキュメンタリーDVD、終戦記念日の証言をまとめた『私の八月十五日』などがある。
 郷土にまつわる資料や文学も並んだ。『木祖村から平和の希求(ねがい)』には村内の高齢者が体験した満蒙開拓青少年義勇軍や南方戦線、シベリア抑留などが記され、先の大戦が場所や人を選ばず、庶民の生活に一様に降りかかっていたことがよく分かる。
 テーマブックス以外にも、市立図書館は本館分館それぞれに戦争関連の書籍を数多く所蔵するという。担当司書は「まずは歴史を知る必要がある。そして忘れないこと。本を手に一人一人向き合って」と話している。