政治・経済

健康な歯で健康寿命延伸 松川で検診対象者を拡充

クーポン券を手に受診を呼び掛ける村保健師

 松川村は、「歯の健康」を通じて村民が健康で長生きする「健康寿命」を延ばそうと、村が実施する歯の検診の対象者を拡充した。体のさまざまな病気の原因になる恐れがあると指摘される「歯周病」を防ぎ、幅広い年代に健康を意識する機会にしてもらう。

 新たに対象とするのは「妊婦」と「30歳」で、今月1日に実施を始めた。
 村福祉課によると、妊娠中はホルモンの変化によって歯肉に炎症を起こしやすく、つわりで口内が不衛生になってしまった場合は虫歯や歯周病になる恐れがあるという。歯周病の悪化は、早産や低体重など、生まれてくる子供への影響が心配され、「安心して出産に望んでもらいたい」と子育て支援の一環にも位置づける。1人当たりの費用4000円は村が全額負担する。
 村はこれまで、40歳、50歳、60歳、70歳の節目に行う「歯周疾患検診」と、20歳を対象にした「歯科健診」を実施し、費用の一部または全額を負担している。30歳を加えることで、各年代に歯の健康を呼び掛けることになる。30歳は費用5000円のうち、村が4000円を負担する。
 村は新たに対象となった、妊婦30人と30歳73人にクーポン券を配布した。今後妊娠をした人には、福祉課に母子手帳発行の手続きに訪れた際に手渡す。大北地域の23の歯科医院から選んで受診する。
 福祉課の平林大毅健康推進係長は「歯の健康を維持することは全身の健康を維持することにつながる。口腔内の衛生に関心を持ち、健康寿命延伸につなげてほしい」と話している。

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