地域の話題

大雨被害の復旧急ピッチ 生坂の国道19号は片側交互通行に

土砂が流出した国道19号。復旧作業が進められた(9日午後5時ころ、生坂村東広津)

 停滞する梅雨前線の影響で松本地方と木曽地方は9日も雨が降り、長野地方気象台は引き続き松本市などに大雨警報を出した。土砂災害への厳重な警戒が続く中、特別警報が出た前日の大雨による被害の復旧作業が行われ、土砂崩れで通行止めだった生坂村の国道19号などは通行を再開した。

 松本市安曇中の湯の国道158号で起きた土砂崩落で景勝地・上高地に足止めされていた宿泊施設の従業員ら約300人のうち、観光客ら35人は崩落現場を歩いて下山した。
 通行を妨げていた道路の土砂の除去が進んだが、木曽地域と伊那地域を結ぶ国道361号権兵衛ルート上の姥神トンネル(塩尻市・木曽町)や、中部縦貫道安房トンネル(松本市・岐阜県高山市)などは通行止めが続いた。
 JR中央西線は塩尻―南木曽間で終日運転を見合わせ、特急しなの上下16本が運休した。
 県のまとめだと、9日午後2時現在、安曇野市と木曽町、上松町、木祖村で計9件の床下浸水被害があった。
 安曇野市などは避難勧告を解除し、午後5時現在の避難者は木曽町の2世帯4人。
 降り始め(3日正午)から9日午後7時までの降水量は王滝村御嶽山で912・5ミリ、松本市の上高地で479・5ミリに達し、県と気象台は木曽町などの土砂災害警戒情報を継続した。県内は10日も大気の不安定な状態が続き、大雨となる所がありそうだ。  

連載・特集

もっと見る