地域の話題

158号寸断 上高地300人孤立

 7日から8日にかけての記録的な大雨の影響で松本市安曇の国道158号は3カ所で土砂の崩落や流出が発生した。通行止めで大動脈は寸断され、市によると、山岳景勝地・上高地で観光客と宿泊施設の従業員ら約300人が孤立している。

 県松本建設事務所によると、8日午後5時現在、土砂崩落と流出によるけが人の情報はない。土砂崩落は中の湯の赤怒谷トンネルから上高地側へ200メートルの位置で、8日早朝に確認された。幅7メートル、高さ5メートル、全長30メートルに及び、同日午後5時現在、復旧のめどは立っておらず、岐阜県側も雨量規制で通行止めとなっている。上高地の全ての施設とは連絡が取れ、数日分の食料もある。
 県道乗鞍岳線との分岐の前川渡交差点では沢から土砂が道路へ流出した。重機で取り除き、8日午後3時に復旧し、同交差点の通行止めは解除された。現場を見たのりくら観光協会の福島眞会長は「道の下の管を沢水が流れており、土砂や木が詰まりあふれ出たのではないか」と語った。
 国道158号は宮沢洞門でも沢から土砂が流出したが撤去を終え、8日午後3時半に同洞門の通行止めも解除された。これを受け同日午後5時現在、国道158号の松本市側は沢渡まで通行できるようになった。
 アルピコ交通上高地線は停電の影響で午前中に松本―新島々間の全線で運休したが、昼ころに運転を再開した。

連載・特集

もっと見る