地域の話題

大雨で土砂崩れ多発 木曽郡6町村で警戒と緊張続く

7日夜の激しい雨で土砂崩れが置き、傾いた物置(8日午前11時50分、木曽町福島)
 雨の降り続く木曽地域は7日夜の激しい土砂降りで土砂崩落や土砂流出が多発、その後の雨が追い打ちとなり、8日朝には特別警報が発令される事態となった。6町村全てが避難情報を発令し、最大で計268世帯・497人が避難した。雨は昼ころにやみ、木曽川も氾濫危険水位を下回ったが、水が湧き出す斜面や増水した沢が各地で見られた。地盤が相当に緩んでいる恐れがあり、警戒と緊張が続く。
 8日午後5時20分までの72時間(3日間)降水量は、木曽町福島で観測史上最大の301ミリに達した。7日夜は木曽町福島で1時間に32・0ミリ、木祖村薮原で観測史上最大の同28・0ミリの土砂降りとなり、国道19号は薮原で土砂が流入し、3時間近く通行止めとなった。  8日午後4時までの確認で、木曽、上松、木祖の3町村で民家など7棟で床下浸水が発生した。木曽町では少なくとも町道7路線が土砂崩落などで通行止めとなり、6集落への車の往来ができない状態となっている。上松町でも一時2集落が孤立した。木曽と伊那を結ぶ国道361号権兵衛峠道路は、複数箇所で土砂崩落が発生し通行止めとなっている。  6町村の役場は避難勧告などを発令し、特別警報発令を受けて避難所を増設するなど対応に追われた。雨が小康状態となり木曽川の水位も低下したことから順次解除を進めたが、木曽町では夕方になって新開大原地区のため池の水があふれて決壊の恐れが高まり、町が同地区の42世帯110人に一時避難指示を発令した。小中学校は自由登校とした上松町を除き、全校が休校となった。

連載・特集

もっと見る