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東筑北部や池田の山間部 大雨被害大きく

池田町陸郷で発生した土砂崩落の現場(8日午前8時40分頃、町建設水道課提供)

 活発な梅雨前線による7日夜から8日昼頃にかけての大雨を受け、筑北村は8日午前5時10分、村内全域の1811世帯4363人に避難勧告を、生坂村は同午前7時半に高齢者らに避難を促す警戒レベル3を発令した。東筑北部や池田町の山間部での被害が多く、生坂村の国道19号で路上に土砂が流出したほか、土砂崩落が多発した。週末にかけて再び大雨となる予報があり、各町村は警戒を続ける。

 筑北村と生坂村をつなぐ県道大町麻績インター千曲線では、通行中の車3台が通り抜けられなくなり、生坂村の重、込地集落の12世帯24人が一時、孤立した。8日午後5時現在も生坂村方面からは出入りできない状況だ。
 生坂村東広津の平ダム付近を走る国道19号では、流れ込んだ土砂や倒木が延長約20メートルにわたって路面をふさいで一帯が全面通行止めになった。池田町陸郷でも町道八代線の落合橋付近で土砂崩落があり、再発生が懸念されるため通行止めが続いた。
 多くの町村で早朝から8日夕方にかけて、公共施設への避難所が開設された。筑北村は大雨警報の発令を受けて6日に開いた避難所3カ所に4カ所を追加し、最多の8日午前9時には計33世帯・63人を受け入れた。麻績村と池田町も避難所を設け、避難者がいた。朝日村も2カ所に設けたが利用はなかった。
 13カ所を設けた生坂村では最大で24世帯・31人を受け入れた。9日にかけて降雨の状況を見ながらいつでも再開できるように備え、増設も視野に入れる。
 各避難所では新型コロナウイルス対策で消毒徹底やマスク配布、プライバシー保護を兼ねた複数の部屋の開放といった対策が講じられた。避難した池田町半在家の女性(50)は「避難は初めて。迷ったが、思い切って来たら気持ちが落ち着いた」と話した。
 各役場には災害対策本部や災害警戒本部が設けられ、職員が住民からの通報への対応や情報収集に当たった。被災現場では地元消防団員らが、水路からあふれた水を食い止める土のう積みなどに当たった。

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