地域の話題

塩尻出身の俳優・田村真央さん TCアルプ新作に出演へ

TCアルプメンバーらと稽古に励む田村さん(左から2人目)

 松本市のまつもと市民芸術館を拠点とする劇団・TCアルプの新作「じゃり」(16~26日)に、塩尻市広丘野村出身の俳優・田村真央さん(21)が出演する。市民がプロと演劇作品を創作する芸術館の「まつもと演劇工場」をきっかけに演劇の道を志した。老舗劇団・文学座の研究生を経て地元で第一歩を踏み出すため、憧れのアルプメンバーらとともに稽古に励んでいる。

 才教学園小中学校、松本深志高校時代に演劇工場の作品に触れたり参加したりしたことが原点となる。明治大学入学と同時に文学座付属演劇研究所に合格し、1年目は昼夜で両立させ、研究所が忙しくなる2・3年目は大学を休学して専念した。
 今春研究所を卒業して復学し、文学座ではなく別の事務所に所属した。初心者にも広く門戸を開くような地元の芝居に携わりたいと、芸術館芸術監督・串田和美さんの演劇ワークショップに参加して今回の出演につながった。
 フランスの劇作家アルフレッド・ジャリ(1873~1907)を題材にした新作では台本のない状態から舞台を作っており、財産となる経験をしている。「(メンバーの)ものすごい発想力についていくのが精いっぱいだけれど、自分のできることをやっていきたい」と意気込む。
 地元の活動は今後も重視し「自分が出ることで、普段芝居を見ない人たちも身近に感じてもらえれば」と願う。芸術館がなければ演劇に関わることもなかったといい、「舞台を通して地元に恩返しし、〝ホーム〟が熱くなるよう次世代につなげていきたい」と目標を掲げている。
 前売り券は、22~26日の上土劇場での公演で取り扱いがある。問い合わせは芸術館チケットセンター(電話0263・33・2200)へ。