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安曇野市内小中学校で消毒ボランティア

 安曇野市内の小中学校で6日、市民による校内の消毒ボランティアが始まった。新型コロナウイルス拡大防止のための休業や分散登校を経て通常授業を再開した各校では、先生たちが遅れ気味のカリキュラムの消化と感染症対策のための消毒作業に追われている。地域の力で学校を支援しようと、市社会福祉協議会が関係団体に声を掛けた。計約280人が夏休み前の8月7日まで毎日取り組む。

 豊科南中学校には3人が訪れ、消毒液を染み込ませた雑巾で、手洗い場やトイレの蛇口、ドアノブなどを丁寧に拭いた。ボランティアの宇留賀弘さん(67)=豊科高家=は「地元の学校だし、ボランティアするのは当然。先生には子供のことに集中してほしい」と張り切り、中川由香里教頭は「これで生徒と関わる時間を増やすことができる。本当にありがたい」と感謝していた。
 ボランティアに参加するのは、地区社会福祉協議会や民生児童委員、市朗人大学の受講生、市ボランティア連絡協議会、セイコーエプソン労働組合豊科支部などで、児童・生徒との接触をなるべく減らすため授業が終わった夕方に作業する。参加者には出掛ける前の検温や、作業中の使い捨て手袋の使用などを義務付けており、感染拡大防止対策を徹底して実施する。
 学校でボランティア活動したいという声は以前からあり、市社協が5月に行った市ボランティア連絡協議会員へのアンケートでも最も多かった。そこで、先生たちの負担増を知った市社協地域福祉課地域福祉係(ボランティアセンター担当)の山岸久美子さんが市教育委員会と調整し、消毒ボランティアの実施が決まった。山岸さんは「地域の人たちの中に、コロナで大変な時だからこそ子供たちや先生を助けたいという強い思いを感じた」とし「今回の活動を、地域と学校のつながりを深めるきっかけにしていきたい」と話している。

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