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コロナで結婚式中止のカップルへ記念品を 上松の家具職人がCFで資金募る

新郎新婦に贈られるウエディングボード(小林さん提供)
 上松町の家具職人・小林信彦さん(32)が、新型コロナウイルスの感染拡大で結婚式が延期・中止になってしまった新郎新婦に、手作りの木製ウエディングボードをプレゼントする企画を立ち上げた。記念として手元に残るものを贈りたいと始めた。現在、インターネット上で資金を募るクラウドファンディング(CF)を活用して30組以上への贈呈を目指している。
 ボードの製作の依頼を受けていた友人の式が延期になったのがきっかけだった。当初、先行10組に自費でプレゼントする企画に取り組んだが、申し込みが殺到するほど好評で問い合わせも多かったため「自分だけでは限界があるが、可能な限りプレゼントしたい」とCFで資金調達を決めた。  小林さんは長野工業高等専門学校卒業後は会社員としてバイクメーカーでエンジン設計に携わった。平成24(2012)年に友人からウエディングボードの製作依頼を受けたのを機に、会社勤めの傍らボード作りを続けていた。3年前に「自分の作ったもので喜んでもらえる物づくりをしたい」と退職、県上松技術専門校で木工を学んだ。現在は町地域おこし協力隊員として活動し、本年度の任期満了を見据えて起業準備も進めている。  企画には上松技専時代の友人3人も協力する。口コミや会員制交流サイト(SNS)を通じて企画を知った40組から申し込みがあるといい、6日午後5時現在で39万8000円が集まった。目標額110万円の36%を達成した段階で、17日まで協力を募る。小林さんは「結婚式が中止・延期になってしまった新郎新婦が友人や家族にいる人に、お祝いの気持ちを支援に変えてもらえたら」と話している。  CFはホームページ「READYFOR」で行っている。問い合わせは小林さん(電話番号090・9666・6316)へ。

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