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美しい絹糸へ天蚕繭収穫 やまこの学校 安曇野で20人作業

 光沢のある絹糸をつくる野生の蚕・天蚕の飼育などを学ぶ講座「やまこの学校」が5日、安曇野市の国営アルプスあづみの公園堀金・穂高地区にある飼育林で開かれた。安曇野市や松本市、塩尻市などから参加した約20人が、講座を主催する市民グループ・やまこの学校のスタッフとともに天蚕の繭を収穫した。

 飼育林には大人の背丈ほどのクヌギ約180本があり、参加者は葉の裏などに作られた繭を探しながら収穫した。繭の収穫作業は「収繭」といい、初日となったこの日は680個を採った。初めて天蚕の繭を見たという参加者の綱島笑子さん=安曇野市三郷明盛=は「繭の色のきれいさが養蚕とは全然違う」と驚いた様子で話していた。
 今年はスタッフによる飼育林の巡回などで幼虫が猿に食べられる被害が抑えられ、800個以上の収穫を見込んでいる。今後はやまこの学校のスタッフが収繭を進める。講座の参加者は、8月に繭の中のさなぎが羽化する様子を観察する。10月に繭から糸を作る作業を行い、機織りを体験する。

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