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野生動物から教材製作 木曽猟友会が中学8校に寄付

 木曽猟友会が、捕獲した鹿や熊、イノシシといった野生動物の皮革を使った教材を作り、郡内中学校全8校にプレゼントしている。県木曽地域振興局や木曽森林管理署の協力を得て製作した。若いうちから農林業に被害を与える野生動物に関心を持ってもらい、将来的に狩猟の担い手になってもらえたらと初めて贈呈した。

 教材はA4判の冊子状で、熊・鹿・イノシシの3冊を作った。それぞれ足跡や歩き方、生態、食性、被害などのデータに加えてなめし革をとじた。会員で皮革作家・難波崇さん(39)=木曽町日義=が昨年捕獲した個体の皮を使った。表紙は木曽ひのき製で、動物の絵が描いてある。
 このほど、瀬脇進会長=大桑村長野=が大桑中学校を訪れて、生徒会長の尾上諒君(14)=3年=に3冊を手渡した。尾上君は早速冊子を手に取ると「初めて(毛皮に)触った。見ただけでは分からないことが知れる。勉強に生かしたい」と話し、瀬脇会長は「動物の生態を知ることで農林業に関心を持ってもらい、将来的に狩猟免許をとって担い手になってもらえたら」と期待した。同校では理科や総合的な学習の時間で活用したい考えだ。
 同日、南木曽町の南木曽中学校にも贈った。今月中旬までに全校に配布する予定だ。

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