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松川のコンビニお手柄! 特殊詐欺3件未然に防止

感謝状を手にする茅野さん(中央)と冨永オーナー(右)

 積極的な声掛けで特殊詐欺被害を未然に防いだとして、松川村細野のセブン―イレブン松川細野店はこのほど、大町警察署の宮﨑茂男署長から感謝状を贈られた。同店は昨年から3回にわたって特殊詐欺被害を防いでおり、店員が一丸となって防犯意識を高めている。

 電子マネーを買おうと6月4日に来店した安曇野市の70代男性に店員の茅野さゆりさん(48)=松川村東松川南=が声を掛けたところ、男性は「パソコンにウイルス感染の表示が出たのでサポートセンターに連絡した。8万5000円分の電子マネーを買うように指示された」と説明し、不審に思ったオーナーの冨永一男さん(58)=大町市=が大町署に通報した。
 同店は昨年、電子マネーを買おうとした北安曇郡の80代男性と、携帯電話を宅配便で送ろうとした大町市の70代男性の特殊詐欺被害も防いだ。県警の「あなたの街のサギ防止優良店」に認定されている。年齢に不釣合いな買い物をする人や電子マネーを買う年配者には店員が声を掛け、冨永さんに伝えるようにしており、冨永さんは「不快に感じるお客さんもいるが、買い物で悲しい思いをしてほしくない」と話す。
 店を訪れて冨永さんと茅野さんに感謝状を手渡した宮﨑署長は「お客さんを守ろうという意識が高く、非常にありがたい」と感謝した。茅野さんは「カードについて詳しく知らないで購入するのはおかしいと思った。被害に遭わなくて本当によかった」と振り返った。
 大町署管内では今年、6月末までに2件の特殊詐欺被害(被害額計950万円)が発生した。一方で店が未然に防いだ例もあり、生活安全課の中村勇樹係長は「少額を複数回買わせる手口もある。金額や年齢に限らず積極的な声掛けをお願いしたい」と話している。

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