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「おざんざ」復活土産品へ 信大生とネクスコ連携

 信州大学(本部・松本市)と、高速道路を管理運営する中日本高速道路(ネクスコ中日本)八王子支社(東京都)、地元企業が連携し、新しい信州の土産品を開発しようと取り組んでいる。中信地区の旅館や料亭でも提供されてきた麺類「おざんざ」に着目した事業で、3日には参加する学生たちが納豆の粉末入りという独特の麺を試食し、オンラインで販売・宣伝戦略について意見を交わした。

 昨年に信大と同支社が結んだ連携協定に基づいて事業を進めており、学生は生協学生委員会を中心に9人が参加している。9月をめどに商品化を目指し、長野道梓川サービスエリア(SA)で販売する土産品や、同SAのレストランで提供するメニューなどに活用する。
 担当教員である信大の林靖人教授によると、「おざんざ」はもともと大北地方の事業者が小麦粉や納豆菌の酵素などを使って作っていた。製造元が事業を停止していたため、地元の特産を〝復活〟させ、地域づくりに生かすことにした。今回の乾麺の製造は別の地元企業が担い、納豆は粉末を入れた。
 3日の試食会はウェブ会議システム・Zoom(ズーム)を用いた。事前に乾麺は学生に配っておき、各自が下宿でゆでて、つゆに漬けて味わった。ゆで始めると納豆独特の香りが漂ったが「食べる段階では気にならない」と好評だった。「納豆は体に良いイメージ」「地域性と健康を打ち出してはどうか」との意見も出た。わさびや七味と合わせたり、みそをつゆに溶かしたりして味わいながら、提供方法や販売ターゲットを語り合った。
 初めて食べる人にはハードルが高いのではとの意見もあったが、経法学部3年生の齋藤光希さん(21)は「納豆色が強すぎず、見た目も上品。売り出し方次第で何とかなるのでは」と話していた。

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