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松本市が飲食店支援で歩道活用認める オープンテラス仮設可能に

要件を満たせばオープンテラスの設置などが可能になる歩道(大名町通り)

 松本市は3日、新型コロナウイルスの影響で経営や店内座席数に影響を受けている飲食店や物販店のため、店先に一定以上の幅がある歩道の占用許可基準を緩和し、飲食できるオープンテラスの仮設など路上利用の支援を始めると発表した。市はこれまで個店による歩道占用は認めてこなかった。11月30日までの措置で、1平方㍍当たり月額280円の占用料も免除する。

 店先を「縁側」に見立てた「街場のえんがわ作戦」と銘打った取り組みで、店舗内で削減している座席数の補完や持ち帰り販売による集客効果などが期待される。市都市政策課は「街に人通りが少なくて飲食店の経営は苦しいのが事実。以前から歩道を活用した街のにぎわいづくりを考えていた」とする。
 オープンテラスの仮設などができるのは店先に歩道があり、占用部分を除いて原則2㍍以上の歩行空間が確保できることや、視覚障害者用誘導ブロックの利用を妨げないことなどが要件となる。中心市街地では大名町通り▽本町通り▽伊勢町通り▽あがたの森通り│などが該当する。国土交通省の要請を受けた対応で国道や県道も対象となっている。
 占用申請できるのは商店街振興組合や商工会、町会といった民間団体などで、市が事前相談に応じたり関係書類の作成を支援したりする。個店単独での申請はできないが、希望する個店を市がまとめて一体的に申請することもできる。占用申請とは別に松本警察署に道路使用の申請が必要で、1店舗当たり月2300円の許可手数料は免除されない。
 路上利用に向けては中心市街地で10件ほどの事前相談が市に寄せられており、都市政策課は「早ければ今月中旬から下旬にはそうした店舗が出てくるだろう」としている。
 問い合わせは都市政策課(電話0263・34・3015)へ。

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