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山形のお盆成人式は1年後 東筑・北安の4村は例年通り開催

 新型コロナウイルスの影響で、山形村は、盆休みに合わせて毎年開いている成人式を1年先に延期することを決めた。東筑摩郡や北安曇郡南部のほかの町村でも変更があり、筑北村は感染状況の変化に備えて「予備日」を設定し、池田町は「本人たちの意向を尊重したい」と全員に開催日の希望を聞くアンケート調査を実施している。終息が見えない不測の事態だが、最良の方法で節目を祝えるように検討している。

 山形村は例年、対象者が100人を超え、出席率は9割以上と高い。"3密"を避けながら大人数を収容できる施設は村内になく、開催をできるだけ先送りすることでリスクを減らす。翌日は来年分の開催を計画しており、2日連続の成人式となる。6月中旬にすでに対象者に通知し、早期に周知することで混乱を避ける考えだ。
 予備日をつくった筑北村教委は、感染状況の変化で再び県外との往来自粛が求められる場合を想定し、2段構えの対応を決めた。
 池田町教育委員会は、コロナの終息が見込めないとして、今年の盆の開催を見送ることを決めた。開催日については「一生に一度の機会なので、一人でも多く出席できる日を選びたい」として、インターネット上で回答するアンケートを実施しており、対象者の希望に沿いながら感染が少ないとみられる時期に設定する。
 松川、朝日、麻績、筑北の4村は例年通り8月に開催する。朝日村総務課は「お盆は村外で生活する新成人が帰郷しやすい。冬は再度、感染拡大が懸念される」と説明する。松川村は延期する案もあったが、成人代表者でつくる実行委員会から「20歳を迎える年度内に行いたい」という声が上がった。村が式典の縮小や飲食の中止など感染防止策を提案し、希望に沿うように調整した。
 麻績村は独自の昼食会を計画した。村公民館の担当者は「個別の飲み会でのリスクを減らすためにも、こちらで昼食会の場を設け、新成人が近況報告できるようにした」と話している。
 例年1月3日に開いている生坂村は今後、日程などを検討する。