政治・経済

松本市立病院 新型コロナ検査体制整う

 松本市立病院(波田)はこのほど、院内で新型コロナウイルス感染症の検査が短時間にできる検査体制を整えた。これまでも保健所経由の行政検査などで検体採取はしていたが、検査機関で結果が出るまでに2日ほど要しており、今回の体制整備で緊急度など対象者に応じて検体採取から結果判定までが1~2時間で可能となり、治療方針の迅速な決定と対応に役立てられている。

 検査に必要な遺伝子の増幅方法が異なる「RT―PCR法」と「LAMP(ランプ)法」の2種類の検査で、RT―PCR法は検査機器を5月に導入、LAMP法は従来の結核などの検査機器を用いて行っている。2種類の検査を合わせ一日15件前後の独自検査が可能だ。主に緊急の手術や帝王切開手術時に活用され、試薬を調達し検査体制が整った6月15日から50件を実施した。
 これまでに手術時の検査で「陽性」となった人はいないが、今後は陽性反応が出た場合の対応も課題になる。
 院内検査の実現は、新型コロナ感染疑いのある「疑似症」患者が隔離個室を使う必要がなくなるなど病床の管理運用面でも有意義だという。中村雅彦院長は「院内の感染症対策をしっかりとして第2波に備えたい」としている。

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