教育・子育て

山形の宝・天然記念木 子供の目線でPR

レンジャー隊員の調査対象の1つとなる清水寺のシダレザクラ

 山形村が指定する天然記念物の樹木7件がある地などを、村内の子供たちが「Yふるさとレンジャー隊員」として訪ね、村の自然についての理解を深める村教育委員会の事業が近く始まる。長野美術専門学校(長野市)と連携し、現地に設ける標識などを作る。子供たちの視点で情報を集めてまとめ、それぞれの魅力をうまく伝えるまでを一貫して考える。

 隊員は小学校4年から中学生までを対象に募集しており、20人程度の参加を見込んでいる。現地では木そのものを観察し、木の故事来歴なども調べる。来年2月にかけて、土・日曜を基本に7回程度の活動日を設け、それぞれの天然記念物がある場所を訪ねる。
 村内在住の高校生以上を対象に「シニアサポーター」も募っている。自身もレンジャー隊員の立場で、事前に知識を得ておいて調査に同行したり、ワークショップに参加したりして子供たちの活動を支援する。
 長野美術専門学校の学生と共に数回のデザインワークショップを重ね、生き生きとした魅力が伝わるデザインの標識やパンフレットなど広報物を考える。さまざまな年代が参加する中から生まれる世代間交流にも期待する。
 村指定天然記念物の樹木には、清水寺のシダレザクラ、宗福寺のコウヤマキ、建部社のサワラなどがある。今回の事業には、存在を意識しにくい天然記念物に目を向け、村の自然に愛着を抱いてもらおうという目的がある。
 事業は「自然は村の宝物!ふるさと"やまがた"魅力発見プロジェクト」と銘打つ。村教委の担当者は「天然記念物そのものや、現地の地形、植生などに裏打ちされた文化を、村の宝物と認識する機会になれば」と話している。
 隊員の募集は子供、大人ともに20日まで。問い合わせ・申し込みは村教委(電話0263・98・3155)へ。

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