地域の話題

地域と連携して学び深める 蘇南高校、コンソーシアム発足

コンソーシアムの初回会議。活発に意見が出て盛り上がった
 蘇南高校が、生徒の「探究的な学び」を地域と共に進める組織・コンソーシアムを発足させた。地元の南木曽町で活躍する若者と学校職員計9人で立ち上げた。生徒が自分で見つけた問題や関心事を調べる探究学習をする際、助言役となる地元人材を紹介する。コロナ禍にも左右されない学校と地域、生徒と地域との「つながり」を築く狙いだ。 
 町職員の吉田健吾さん(28)、南木曽商工会青年部長の高橋俊吾さん(42)、町地域おこし協力隊の川本惇貴さん(28)の3人と、小川幸司校長ら学校職員6人で結成した。  3年生の「総合研究」と、1、2年生の「産業社会と人間」の課題研究で「その問題なら○○さんに会ってみたら?」と提案をする。若い力を必要とする地域行事があれば「蘇南生も参加してみない?」と誘うこともある。  総合学科高校の蘇南高校は、生徒が地域や社会に目を向ける探究学習を積極的に進めているが、町外出身の教員が地元の人材を知り、生徒につなぐのは容易ではない。コンソーシアムが軌道に乗れば、異動などで人が変わっても地域との連携を維持できる。住民と顔が見える関係になれば、オンラインなどで探究的な学びを継続することも可能と期待する。  小川校長は「アフターコロナの世界も視野に、地域と高校のつながりをしっかり構築したい」と意気込む。南木曽町に隣接する大桑村や岐阜県中津川市にも輪を広げる目標だ。

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