連載・特集

2020.7.7みすず野

 手元に日本防火・防災協会発行の冊子『地域防災』の29号(最新号)がある。表紙写真は昨年10月の台風19号で千曲川堤防が決壊、濁流が押し寄せる長野市穂保地区の航空写真だ。えらい事態に陥ったと思ったものだ◆千曲川のみならず関東甲信越から東北にかけて、各地の河川が氾濫、神奈川県箱根の降水量は、それまでの日本記録を大幅に上回った。今度は熊本県の球磨川が11カ所で氾濫、土砂崩れも発生し、死者・行方不明者が多数出ている。ちょうど2年前、西日本豪雨災害があった。被害は甚大で、岡山、広島などでは約1900世帯、4300人がいまも仮り住まいを続けているという◆3年前には、福岡、大分で40人が死亡する九州北部豪雨が起きた。あまりに数が多すぎて、いちいち数えていられないことを、枚挙にいとまがないと言うが、近年の豪雨災害は梅雨や台風等いとまがなく、どこで発生しても何の不思議もない。できる限りの備えをしなければ◆『地域防災』はこう指摘する。各市町村は、ハザードマップ(被害予測地図)の早急な見直しを。それが災害時に活用されていない問題もあり、住民に十分な周知を。

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