連載・特集

みすず野2020.7.6

 2人に1人ががんにかかり、3人に1人ががんで死亡する、日本は「がん大国」なのだという。男性の前立腺がん、女性の乳がんの増加がとみに目立つほか、男女とも大腸がんが急増している。がん死亡で、膵臓がんが順位を上げているのも知っておきたい◆がんの危険因子の多くはそれぞれの生活習慣にあって、習慣を改善すればがん予防につながる、と言われる。危険因子とは、塩分の取り過ぎ、喫煙、野菜不足、動物性食品への偏り、多量の飲酒など(全国健康保険協会)。いまは検査方法が進んで、早期発見・治療すれば不治の病ではなくなった。日本人はコロナ禍対応に見られるように、基本的には真面目で、言われたことは大概の人が守る◆ならば、がん予防のための生活習慣の改善も、もっと進みそうなものだが、一度身についた飲食の好みは簡単には変えられない。腹八分目がいい、とわかっていても食べ過ぎる。意志力を持って改善しても、いつの間にか元に戻っている◆『ガンにならない食べ方、生き方』(石原結實著、PHP文庫)などは参考になるが、読んでしばらくすると忘れて、がーんという感じなのである。

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