連載・特集

2020.7.31みすず野

 定年後というか、老後が長い時代になって、大事なものは何ですかと問われたら、お金、健康、家族、友人を挙げる人が多いのでは。生活のための仕事、という人もいよう◆しかし、いつまでも勤められないし、体が動かなくなれば仕事は続けられない。これからの時代、公的年金だけでは暮らせないなか、足りない分をどうするのか、自分の生活実態(交際費、遊興費等を含む)に沿った見通しを立てておきたい。見通しはあくまで見通し。年齢が上がるにしたがって、医療費、介護費が予定以上にかかる可能性はあり、コロナ禍のマイナスも出て来よう◆60歳で定年退職し、マンションで一人暮らしをする知人がいる。彼は退職金を取り崩しつつ、投資信託で資産を少し増やし、63歳になるので厚生年金の受給を始める、と言っていた。ローンの返済は終え、持病の治療に医療費がかかる分、遊興費を削っていた。一人ゆえ、退職前からきちんと計算していたようだ◆借金は返し、貯金の目減りは投資信託で補う計画的生活。将来、公的年金制度自体がどうなるか不安は尽きないけれど、考え得る防衛術は持っておかねばなるまい。