連載・特集

2020.7.14みすず野

 日曜日の昼過ぎ、松本市内の大型店のレストラン。にぎわっていた。一人客はおらず、意外に多かったのは2、3歳の幼児を伴う家族連れだった。コロナを感じさせるのは、幼児を除いて全員がマスクをして入店して来るくらいで、コロナ禍などどこ吹く風に見えた、表面上は◆斜め向かいに、30代と思われる女性2人がいて、1人の顔しか見えないのだが、とても楽しそうに長い時間会話していた。親しい友人との久しぶりの会食だったのかもしれない。不意に半世紀も前の中学時代の担任が、何かの拍子に言った言葉がよみがえった◆「親友をつくりなさい。生涯に1人でいい。案外難しいものだぞ」。学生時代、中学・高校時代の同級生、幼なじみ、いや社会人になってからでもいいが、親友と呼べる人がいますか? いれば幸いであるし、いなければいまからつくろうと努めたい。たまに会って、一緒に飲んだり食べたりしながら、近況や心境を語り合う◆これに勝る楽しみはないのでは。もちろん家族も仕事も大事だけれど、いずれ子どもは巣立ち、仕事は終わる。コロナのような事態が起きると、友の存在はいっそうである。

連載・特集

もっと見る