連載・特集

2020.7.10みすず野

 コロナ禍はあらゆる方面に、まさにウイルスのごとく侵入し、多くの人に悩み、苦しみをもたらしている。後遺症に苦しむ元患者は結構いるようで、発熱、頭痛、手のひらの湿疹、ろっ骨が骨折しているのではくらいの胸の激痛があるという◆味覚、嗅覚障害が治らず、自分は本当に陰性になったのか、と再検査する人や、体調は戻ったものの、非常に悪いことをしてしまったとの罪悪感を生み、人目を気にし、人を避けるようになり、とても孤独ですと訴える人も。コロナが感染者の身心に及ぼす影響は、想像以上に大きい。悩みはむろん当時者にとどまらない◆安曇野市では、生活困窮者向けの資金の貸し付けが急増している。生活困窮者と言うと、生活保護や貧困を連想するが、そうではなく、飲食店主やタクシー運転手、非正規社員などふつうの市民だ。ほかの自治体も同様だろう。悩みがいっそう深刻なのは、コロナ禍は長期化を余儀なくされ、景気回復の見通しが立たないこと◆松本信用金庫(田中鈴生理事長)が中町支店に、事業者の困り事解決の支援拠点を開設したが、いまこそ金融機関の手厚い相談支援が求められよう。

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