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バレエに情熱高校生英国へ留学 松川・一本木ひとみさん

 長野バレエ団(本部・長野市)に所属する松川村板取の一本木ひとみさん(16)=通信制高校・明蓬館高校1年=が9月から3年間、英ロンドンのバレエ学校セントラル・スクール・オブ・バレエに留学する。2月に都内で開かれたオーディションに合格し、世界から集まる新入生計40人の一人に選ばれた。5歳から続けるバレエの本場へ赴き、プロダンサーになる夢に向かって新たな一歩を踏み出す。

 オーディションには、同校の芸術監督らが来日し、バレエの基礎やコンテンポラリーダンスなどの技術面、芸術面を審査した。受験資格は16歳以上で、小学生の時から留学を目標にしてきた一本木さんは「夢がかなってうれしい。自分の良さを見つけて磨き、世界に通用するダンサーになりたい」と力を込める。
 同校は英国の3大バレエ学校に数えられ、プロのダンサーを多く輩出する。3学年で計100人が寮生活を送り、バレエをはじめとする幅広い分野のダンスを学びプロを目指す。
 指導者の1人・齋藤愛里さん(28)は難関突破を喜び「誰よりも早く稽古場に来て、誰よりも遅くまで練習する努力家。成長が楽しみ」と話す。団長で指導者の倉島照代さん(93)はバレエへの情熱をたたえ「表現力があり、足の使い方が美しくて力強い踊りができる。本場で自分の強みをいかに伸ばせるか」と期待する。
 一本木さんは母・宏江さん(44)の勧めでバレエを始めた。7歳でプロや指導者を育成する専門家養成クラスに入った。週6回、学校から稽古場に向かい、車内で宿題や食事を済ませるハードスケジュールだったが「やめようと思ったことは一度もない。バレエをすることは生活の一部。支えてくれる家族に感謝の気持ちでいっぱい」と話す。中学2年でNBA全国バレエコンクール4位、3年で全国バレエコンクールinNAGANOジュニア部門3位に入るなど大きな成長を見せる。
 現在は明蓬館高校バレエダンサーコースの特待生として授業を受け、語学の勉強にも励む。親元を離れ、寮で自炊生活が始まるが「不安はあるけれど早く行って踊りたい。大好きなバレエを生涯踊れるようにプロになりたい」と期待に胸をふくらませる。 

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