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「ハートの箸」で心つなごう 塩尻の漆器店

 「ハートの箸」で心の橋渡しを│。新型コロナウイルスの影響で遠方との往来などが控えられている中、塩尻市木曽平沢の山加荻村漆器店は、会えない人への思いを断面がハート形の箸に託してもらおうとメッセージ付きの専用パッケージを用意している。温かみのある手書き文字をデザインし、受け取る人の気持ちが和らぐよう願いを込めている。

 従来取り扱う漆塗りの箸で、地元の職人が手掛けている。パッケージデザインは関わりのあるデザイナーに依頼し、かわいらしいピンク地に「こころからこころへ」などの文字と、握手をハート形に描いたイラストが添えられている。裏面にも会えない相手を気遣うメッセージが並ぶ。
 コロナウイルスによって得意先のホテルや旅館、飲食店などが深刻な影響を受け、5~7日に予定していた木曽漆器祭が中止となるなど厳しい状況ながら、漆器店にできることとして取り組む。荻村実社長(54)は「ハートの箸とパッケージでほっこりとしてもらい、心でつながり支え合うことができれば」と話している。
 箸は長さ3種類、7色から選べ、1膳1100円。店舗やホームページで扱う。問い合わせは同店(電話0264・34・2411)へ。

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