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朝日特産のレタスで化粧品 福岡の企業と共同開発へ

村内に広がるレタス畑。村は食用以外の活用策を探る

 朝日村は、村特産のレタスを原料にした化粧品の開発に乗り出す。オーガニック化粧品を製造している福岡県内の企業と協力関係を築いてレタスエキスの抽出や試作を進め、村内の女性農業者に試用などで参加してもらう。村を特徴づける存在ではあるが、収穫期などの事情で機会が限られる、葉洋菜のアピール方法の幅を広げる。

 村議会6月定例会に提出した本年度一般会計補正予算案に関連の126万円を計上した。可決されれば、収穫が進む春作レタス40キロを購入して企業に送り、エキスの抽出に入る。
 化粧水やシャンプー、ハンドソープなどへの活用が考えられるという。試作品を作る過程で企業と情報や品物をやりとりする。村内では県女性農業者セミナーの村内参加者10人に協力を求め、どんな化粧品だったら使いたいかという考えを集めたり、試作品の使用感を確かめてもらったりする。
 来年初めをめどに、企業による試作品完成を目指す。順調に進めば事業化が決まり、村が来春以降に販路開拓を探り、商品化や量産化を図る考えだ。併せて、今後の取り組みで活用できる助成制度を探す。
 村内では過去にいくつかの団体が、レタスを原料にしたり、レタスを引き立てたりするドレッシングを開発したことがある。ただ、広く根付いているものは見当たらない。県外を含む村外の物産展でレタスなど葉洋菜が特産であることをPRしたくても、開催時期などの関係で現物を持ち込めるとは限らないのが実情だ。
 小林弘幸村長と企業の社長がある会合で会い、「うちの村の特産品はレタスだ」と話したことがきっかけになった。小林村長は「レタスを、さらに有効に活用できないかと考えた。村のアピールにつながればいい」と期待している。

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