教育・子育て

塩尻西小で住民が清掃奉仕 コロナ禍 教員の負担軽減に一役

入念に掃除する地域住民(塩尻西小)

 塩尻市内の小学校で、地域住民による清掃ボランティアの輪が広がっている。1日に新型コロナウイルス感染拡大に伴う臨時休校が明けて学校生活は再開したが、まだ児童たちの清掃の時間はなく、基本的に校舎の清掃は教職員が行う。塩尻西小学校では、教員の負担を減らし「子供たちのために時間を使ってほしい」と住民有志が立ち上がり、下校後の校舎で清掃や消毒作業に汗を流している。

 塩尻西小の元PTA会長の甕剛さん(46)=大門六番町=の呼びかけで、1日から始まった。毎回6~7人の有志が集まり、3階建ての教室棟を各階2~3人に分かれ、トイレや廊下、階段などの共有スペースを掃除する。便器も一つずつ磨き、レバーや蛇口、手すりなどには消毒もする。限られた時間内でテキパキと入念に作業を進め、20~30分の時間ではあるが終わる頃には「汗だく」だ。
 以前に子供が塩尻西小に通っていたという保護者らで、仕事の合間を縫うなど時間に都合を付けて参加している。休校期間が長く、学習の遅れなどが懸念される中、甕さんは「子供たちの教育の場が少なくなることは未来のダメージが大きくなること。先生たちには子供たちに時間を使ってほしい」と、清掃ボランティアを買って出た。
 教職員は会議や学習の準備などを早めに始められ、牛山雅恵校長は「本当にありがたい」と感謝の言葉を口にする。地域活動が再開できるようになった際には、児童とともに地域に対して何らかの"お手伝い"を考えているといい、コロナ禍でも地域と学校の支え合いが実践されている。

連載・特集

もっと見る