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池田町の八寿恵荘 災害時の避難所に

協定書を手にする甕町長(左)と北條社長
 池田町は3日、新型コロナウイルスによる影響の長期化が予想される中、災害時に備えて広津の宿泊施設・カミツレの里八寿恵荘を避難所として提供してもらう応援協定を、運営会社のSouGo(本社・東京都江東区)と結んだ。災害発生時も感染防止策を徹底し、避難者の密集を避けるため、宿泊施設を活用する。
 八寿恵荘は、計28人を収容できる客室8部屋と大広間、多目的スペースを避難所として提供する。風呂などの設備や食事も提供する。  町内に指定避難所は13カ所あるが、高齢者ら重症化するリスクが高い「要配慮者」が避難所で滞在を続けることは「極めて感染リスクが高い」とされ、不特定多数との接触を減らすため、新たに宿泊施設の活用を考えた。八寿恵荘は浸水や土砂災害の危険性が少ない立地だという。  町役場で協定書の調印式が開かれ、甕聖章町長は「いつ災害が発生するか分からない。いざという時には頼りにさせてもらいたい」と述べ、北條裕子社長は「創業者の生まれ故郷に恩返ししたい。コロナ禍を乗り越えるため皆で手を結びたい」と応じた。  町はさらに多くの避難所を設けるよう検討しており、他の宿泊施設にもそれぞれ協力を依頼する。佐藤静雄危機対策幹は「感染防止を考慮した避難所の運営のあり方を引き続き考えていきたい」と話している。

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