教育・子育て

部活再開に高校生笑顔 今後の活動方法に課題も

部活動の再開を喜びながらキャッチボールする松本工高硬式野球部の選手たち

 県立高校で1日、通常登校が始まり、休止していた部活動も再開した。新型コロナウイルスの感染拡大による臨時休校の影響で約3カ月間はほとんど全体練習ができておらず、生徒たちは久しぶりの活動を喜んだ。ただ、5日までの1週間は活動時間が30分、翌週は60分といった制約があるほか、運動部、文化部ともに大会やコンクールが相次いで中止になり、今後の活動の展開や動機付けなどで課題もある。生徒たちは喜びと不安が入り交じる中でスタートを切った。

 松本工業高校硬式野球部は、約30人の部員が学校のグラウンドで全体練習を再開した。4月上旬に2日間練習はしたものの、実質3カ月ぶりの活動となった。田倉尚磨主将(3年)は「体力や連係に不安はあるが、今は野球ができるうれしさが大きい」と喜んだ。一方、代替大会の開催は決まったが、夏の甲子園や長野大会は中止になり「どのように野球に取り組むか3年生の中でも意見は分かれた」という。それでも「代替大会に向けて追い込んでいきたい」と力を込めた。
 松本深志高校の吹奏楽部は2、3年生約40人が約2カ月ぶりに集まり、今後の活動について確認した。現在、開催するかどうかが検討されている文化祭「蜻蛉祭」でのステージ発表などについて桐原敦部長(3年)が説明し、学年ごとのミーティングも行った。
 桐原部長は「部活は生活の一部だったので再開できてうれしい。現時点で発表の場となる可能性が残っているのは蜻蛉祭しかないが、悔いが残らないように取り組みたい」と意気込んだ。2年生の藤原僚子さんは「3年生と演奏する機会を少しでも多くつくりたい」と願っていた。

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