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松本市内の観光施設 待望の再開 松本城天守は6日に

 松本市は1日、政府が緊急事態宣言を先月25日に全面解除したことを受け、感染防止策に配慮しながら観光施設や屋内運動施設の利用や開館を再開した。国宝松本城は段階的な措置として本丸庭園のみ4月17日以来、無料開放された。6日には約3カ月ぶりに、有料で天守への入場が可能となり全面開放される。

 再開初日の本丸庭園は人の姿がまばらで、地元客が目立った。写真撮影で頻繁にお城を訪れている同市寿北5の80代男性は「松本一番の名所が開いていないのは、市民としては寂しかった」と話した。午後4時半までに157人が来場した。
 松本城管理事務所によると、昨年同日は土曜日で約3200人が訪れた。例年6月の平日は一日に約1100人が訪れている。今年は新型コロナの影響で天守を3月4日から、本丸庭園も4月18日から閉鎖していた(天守は3月25日のみ公開した)。米山順一所長は「お城が開いていることで少しでも市民の皆さんに明るい気持ちになっていただければ。安心・安全第一で感染防止策をする」と話す。
 各観光施設では来場者にマスク着用を求め、緊急事態宣言が最後まで続いた東京など5都道県からの来訪は自粛を促している。各所に手指消毒液を置き、国宝旧開智学校校舎では1回の入場を60人までに限り、スリッパを消毒する。松本城天守は30分に1回手すりをふき掃除して密集回避の誘導を行い、状況に応じて人数を制限する。市立博物館は売店の商品陳列区画を広げるなど配置を工夫した。
 今後の誘客について、臥雲義尚市長は「(政府が県境をまたぐ移動を全面解除する方針の)19日の節目で民間と歩調を合わせながら実施していくことを検討したい」と述べた。

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