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安曇野市民がオンライン移住相談

 新型コロナウイルス感染拡大を機に、安曇野市への移住支援に取り組む市民有志がオンラインでの移住相談会を始めた。インターネット環境があれば誰でも参加でき、悩みや思いを語り合って不安の解消につなげられると好評だ。テレワークの普及とともに地方移住への関心が高まる中、場所を問わず開催できるオンライン相談は有効な支援策となりそうだ。

 有志5人で設立した合同会社「ベースキャンプ安曇野」(穂高柏原、山下美鈴代表)がビデオ会議システム「Zoom」を使い、6月から月2回の定期開催を始めた。28日夜の2回目には県外在住者、安曇野に移住して間もない人、スタッフなど10人が参加した。
 「北アルプスの山を見て暮らし、温泉に毎日入りたい。ただ、やりたい仕事に就けるかが不安」「恋い焦がれる安曇野の景色の中で暮らしたい。でも今の仕事があるので『2地域居住』を考えています」「移住希望者のわくわく感が伝わってきた。私も一歩踏み出そうと思う」
 それぞれの人生設計や悩みに皆が耳を傾け、感想や助言を出し合った。兵庫県宝塚市の会社員・山平健人さん(42)は「会場に出かけなくても参加でき、いろいろな人の話を聞けるのはすごくありがたい」とオンラインの良さを実感していた。
 新型コロナ感染拡大を機に都会暮らしを見つめ直す人は増えており、参加した名古屋市の女性(43)も「自然と触れ合う週末の楽しみがコロナで難しくなり、安曇野への移住の思いを強くした」と話す。
 ベースキャンプ安曇野はオンラインと対面での移住相談を柔軟に開催し、いずれは空き家の利活用や農家暮らし体験の提供なども行う方針だ。山下代表は「安曇野に来る人、来たいと夢見る人が心豊かになれるように活動していきたい」と話す。
 移住支援を巡っては、東京や大阪で移住セミナーを開催している「安曇野暮らし支援協議会」(事務局・安曇野市)も相談会のオンライン化を7月の会議で検討する方針だ。

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