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木曽町の新庁舎建設現場で松本技専訓練生が実習に汗

 木曽町が来年4月の開庁を予定する町役場新庁舎・防災センターの建設工事現場で29日、県松本技術専門校(松本市寿北)建築科の訓練生が、2日間の日程で実習を始めた。大規模な木造建築現場で大工職人と一緒に汗を流すことで、失敗が許されない仕事の責任感や緊張感も学べる貴重な経験を積んでいる。

 29日は6人が、外壁にサワラ材の「下見板」を張った。横板の下端を下の板に重ねて張っていく工程の中で、庁舎のメインエントランスに当たる箇所での作業は、なるべく節の少ないきれいな板を使うように神経を使った。
 実習には地元・木曽青峰高校の卒業生4人が参加している。2年の池田優聖さん(20)=上松町=は「板に汚れや傷が付かないように心掛けた」と話し、1年の浦沢拓実さん(19)=木曽町日義=は「貴重な機会だが、緊張感もある」と真剣な表情だった。
 職人の技術に触れ、魅力を感じてもらうことで後継者の育成にもつなげようと企画した。木曽町木造住宅推進協議会長で開田建設社長の古畑正美さん(65)は「実習の成果が新庁舎の外壁に残る。手を抜けない緊張感が訓練生のやる気につながってほしい」と期待していた。
 30日は5人が参加する。2日間の実習は、町議会庁舎建設特別委員長の上垣外修さん(71)が同技専の講師を務めている縁で実現した。

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