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御嶽山・王滝の入山規制 7月11日解除 噴火から6年 遺族らが10日慰霊登山

 王滝村は26日、平成26(2014)年9月の御嶽山噴火災害以来続けている王滝頂上(2936メートル)付近の立ち入り規制を、7月11日に解除すると発表した。解除に先立つ10日には、噴火災害犠牲者の遺族らの入山を認める。村はまた、行方不明者の捜索を願う家族らに対し、引き続き入山を規制する八丁ダルミ付近への立ち入りを、今季中にも認める方針だ。

 村は噴火災害以降、規制範囲を段階的に狭め、28年9月には王滝口登山道9合目の避難小屋近くまで登れるようにした。当初は昨年9月の解除を目指したが、避難壕の設置工事などが天候不順で遅れ、今夏に持ち越していた。
 解除するのは、9合目の避難小屋から王滝頂上までの約300メートル区間で、10月13日までの午前7時から午後2時とした。なお、9合目から奥の院方面、王滝頂上から奥の院方面、王滝頂上から剣ケ峰(木曽町)方面への登山道の規制はそれぞれ継続する。
 遺族らは、噴火から6年を迎えるのを前に、初めて現地で慰霊する。村は、噴火で被災した山小屋「王滝頂上山荘」の解体を昨年度から2年計画で進めており、遺族らでつくる「山びこの会」は、建物が残っているうちに慰霊したい旨を村に伝えていた。
 26日、噴火災害当時大学生で行方不明となっている野村亮太さんの父・敏明さん(60)と叔父・正則さん(56)=ともに愛知県刈谷市=らが村役場を訪れ、規制エリアへの立ち入りを求める嘆願書を瀬戸普村長に手渡した。瀬戸村長は「できる限りご家族の思いに寄り添いたい」と応じた。村は、八丁ダルミ下部にある「まごころの塔」近くでの捜索を認める方向で検討に入った。立ち入りに際しては、村が同行者を付ける。

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