地域の話題

コロナ禍 健康維持探る 松本の中山福祉ひろば 少人数で体操

 松本市中山地区福祉ひろばは、新型コロナウイルス感染症への対応として、町会単位の少人数で軽い体操などに取り組む出張事業を始めた。高齢の住民を中心に月1回ひろばで実施してきた「いきいきサロン」の代替で、感染予防のため従来の送迎ボランティアに頼れず、大勢集まることも難しい状況ながらできる形を工夫し、心身の健康維持に役立てていく。

 25日は埴原南町会公民館で開かれ、参加者7人がひろば職員の手ほどきで首や肩を回したり、足の運動をしたり、休憩を挟みながらゆっくりと全身を動かしていった。参加者同士は近所で顔を合わせてきたものの、ひろば事業への参加は2月以来となり、職員を交えて世間話で盛り上がる一幕もあった。参加した小林元子さん(82)は「久しぶりに行き会えて気分爽快。体操も皆でやると楽しい」と喜んでいた。
 これまでも「ふれあい健康教室」は会食なども含めた町会主導で出張型の取り組みをしてきたが、今回は職員と参加者のみで小規模に開催している。「いきいきサロン」は少なくとも8月まで中止が決まっており、当面は常連参加者が集中する四つの町会で月1回程度出張サロンを企画している。要望があれば他の町会でも検討するという。
 ひろばコーディネーターの中山千恵さん(57)は「皆さん待っていたという気持ちが伝わり、こうした機会をつくるひろばの役割を感じる」と実感を込め、「(感染症など)また何かあっても続けられるように、新しい形を模索していきたい」と話していた。