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木祖の特産「お六櫛」担い手育成へ新制度

 木祖村は本年度、特産の「お六櫛」の担い手育成制度を新たに設けた。職人を目指す研修生を募集し、村内の「里親職人」の下で3年間、製作に必要な技術や道具づくりを学び、販売ノウハウも習得してもらう。村は研修期間中に年間最大216万円を支給し、村内に住宅(家賃免除)も用意して独り立ちを支援する。

 募集定員は1人で、18歳からおおむね40歳までが対象となる。研修終了後に職人として村に定住できることが条件だ。希望者は、まず村内で7月に5日間の体験実習を行う。書類審査と面接を経て、9月から実習に入る。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて募集を一時中断していた。体験実習の申し込みは6月30日まで。
 お六櫛は旧中山道・薮原宿に江戸時代から伝わる工芸品で、その技法は昭和48(1973)年に県選択無形民俗文化財にもなったが、担い手の高齢化や後継者不足で存続が危ぶまれている。村と連携して後進の育成を図る、村お六櫛組合の篠原武組合長(77)は「(受け入れる研修生の)人生を左右することでもあり、責任は重い。生半可なことはできない。研修生と真剣に向き合いたい」と話している。
 申込書は村のホームページからダウンロードできる。問い合わせは村産業振興課(電話0264・36・2001)へ。

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