政治・経済

池田が防災士連絡協設立 災害時の支援強化へ連携

設立総会で防災士の役割や活動を確認する参加者

 池田町は23日、防災や災害対応の専門知識や経験を持ち、地域の防災活動でアドバイザー的な役割を担う「防災士」の連携組織として「町防災士連絡協議会」を設立した。町内には資格を取得した防災士が16人いるものの、活動の場が限られ、思うように知識や技能を生かせないケースが多かった。協議会では、各地区の自主防災会などが実施する各種訓練の講師として防災士を派遣するほか、防災士のスキルアップを図るための研修会などを行い、地域の防災力を高める。

 防災士はNPO法人・日本防災士機構が認証する資格で、講座の受講後に試験を受け、合格して救急救命講習を受けると取得できる。
 23日は町役場で設立総会が開かれ、町内在住で防災士の資格を持つ消防団元幹部や町防災担当職員、住民など16人が参加した。協議会事務局の町総務課危機管理対策室の危機対策幹・佐藤静雄さんが協議会設立の目的などを説明し、「防災士の知識や経験を生かし、リーダーシップを発揮してほしい」と呼び掛けた。
 町内には各地区に自主防災会があるが、全32地区中、専任の自主防災会長を置いているのは7地区だけで、防災に特化して活動する立場の人が不足している。町は、防災士の普及を進めるため、昨年度に防災士の資格取得に関わる費用を一部補助する制度を創設している。
 協議会の会長には元町消防団長の立野泰さん(72)=渋田見=が、副会長には町議会議員で防災士の普及に取り組む薄井孝彦さん(74)=3丁目=が就任した。立野会長は「防災士同士が連携して知識や技術を高め、災害時の自助・共助のサポートをしたい」と話していた。

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