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高齢者の買い物支援、送迎も 池田町社協が7月1日からサービス拡充

買い物を希望する高齢者を乗せてサポートする町社協の車両
 池田町社会福祉協議会は7月1日、一人では外出しづらい高齢者の買い物を支援する新しいサービスを始める。従来実施している「買い物の付き添い」などの生活支援と、北アルプス広域連合の事業「送迎(移動支援)」を組み合わせて行い、高齢者の生きがいづくりや介護予防につなげる。
 「買い物の準備」「店内の付き添い」「食材を冷蔵庫に入れること」といった町社協の生活支援事業「サポートてるてる」に、北ア広域連合の介護予防・日常生活支援総合事業の訪問型サービスD型(移動支援)を加えて、別々のサービスを一連の流れで提供できるようにした。  利用できるのは、町内在住で要支援1、2の認定を受けている人か、認定者でなくても該当すると判断された人で、料金は1回(1往復)800~1150円程度になる。特定の講座を受講した住民がサポーターとして登録し、地域の支え合い活動として行う。  町社協の事業には従来も「福祉輸送サービス」があるが、対象は身体的な理由で公共交通機関を利用できない人に限られていた。対象外の人にも「車の乗り降りに不安がある」「バス停が遠くて歩いていけない」などの悩みがあった。  町社協が要支援者ら162人に行ったアンケートでは、43人が「支援があれば買い物に行きたい」と回答していた。今年に入り新事業を試行したところ「久しぶりに買い物ができた」「自分で作る料理の食材を選ぶのは楽しい」といった喜びの声が聞かれたという。  井上賢一郎事務局長は「日常生活では本人が主体であることが大切なので意欲や能力を生かしたい」と話し、地域支え合い推進員の山口なほ子さんは「地域住民がサポートすることで気持ちのつながりや絆づくりもできる」と期待している。

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