連載・特集

2020.6.4みすず野

 松本市内の観光・商業施設の利用が可能になった。国宝松本城の天守はあさって、約3カ月ぶりに全面開放される。それぞれ感染防止に配慮しながらの再開だ。県営松本空港のFDA福岡便も運航を始めた。復興に向けての動き着々といったところである◆首都圏などからの観光客は次第に増えてくるだろうが、ビッグイベントの中止がすでに決まっており、感染防止と観光の両立はそう簡単ではない。秋以降のコロナ感染第2波の発生を心配する声も聞かれるなか、冷え切ったマインドが温まるには、やはり時間を要する。本当に回復するまでの間、創意工夫で需要の掘り起こしに努めたい◆長いスパンでとらえ、持続可能な社会を築かなければいけない、との指摘がある。人類による地球環境破壊が続くと、感染症、伝染病の拡大は今後幾度もあり得る。薬や医療はあくまで対症療法で、根本的な解決にはならない。際限のない活動を抑える、世界的な合意が必要だと◆松本地域営農リーダー育成塾長の佐藤進さんは、食料危機の恐れが生じるとし、いまこそ地域の農業と直売所をみなで支え合い、自給体制を整えねば、と訴えている。

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